2013年1月7日星期一

銘柄パトロール(1):みずほFG、タクトホーム、大和証券G、マツダなど

銘柄パトロール(1):みずほFG、タクトホーム、大和証券G、マツダなど
みずほフィナンシャルグループ <8411> 154 +2
 東証一部出来高ランキングのトップとなり、連日の年初来高値を更新した。株価は前日比5円高の157円まで上昇、26日の高値152円から一気に高値を更新した。このサイズの超大型株が5円も値上がりするのは珍しいことである。マーケット関係者からは、安倍内閣が強い景気回復を望む姿勢を示していることで、「景気回復=銀行株上昇」シナリオが多いようだという。また独立系投資顧問運用担当者からは「クリスマス、年末年始で外国人投資家がいない間に出遅れた本邦機関投資かが慌てて日本株組み入れ比率を高めている。」という意見も聞かれた。

 タクトホーム <8915> 109200 +4200
 8日続伸、後場に9500円高の11万4500円まで上昇して連日の年初来高値を更新した。上場するパワービルダー6社が経営統合すると発表したのは、12月25日の引け後。タクトホーム、一建設 <3268> 、飯田産業 <8880> 、東栄住宅 <8875> 、アーネストワン <8895> 、アイディホーム <3274> などの株価がストップ高、もしくは大幅高となった。証券アナリストからは、パワービルダー各社の株価は比較的人気薄だったため、割安に評価されている流れがあった。しかし、6社経営統合により、スケールメリットやコスト削減の相乗効果が生まれ評価が高まってくるだろうと予想しているとの意見が聞かれた。

 大和証券G本社 <8601> 472 -3
 後場に入り前日比マイナスに転じ、一時11円安の464円まで売られ、同業他社の野村HD <8604> も上げ幅を縮小してきている。証券株の上昇ピッチが速かったことで、年末年始の連休を前にポジション整理の利益確定売りが後場出始めているもよう。ただ、証券業界の一部からは、誰でも儲かっている相場環境なので、売り急ぐ理由も無いという意見もあった。

 マツダ <7261> 166 +11
 年初来高値170円が射程圏内だ。自動車大手のトヨタ自動車 <7203> 、日産自動車 <7201> 、ホンダ <7267> に比べて株価が低位にあることから個人投資家にも人気が高まっているもよう。安倍内閣が発足して1ドル85円台後半、1ユーロ113円台と主要各国通貨に対して円安が加速していることから、自動車など輸出産業や海外でビジネス展開している企業の株価が上昇している。トヨタが2013年の世界生産台数を増やす見通しを示したことから、マツダにもユーロ高で欧州地域の販売が回復するという期待感が投資家の間で広まっているようだ。なお、野村證券は、同社のレーティング「Buy」を継続し、目標株価を従来の150円から195円に引き上げた。完成車セクターのトップピックとして推奨という。同社の魅力は、CX-5以降の燃費性能に優れた新世代商品の収益性が従来比で大幅に改善している点にあるそうだ。10~12月期から販売が始まるアテンザ(Mazda6)がCX-5と同様に成功するかに注目するとも。

 NTN <6472> 229 +7
 ベアリング大手のNTN <6472> 、日本精工 <6471> が上昇している。海外展開を目指しているグルーバル企業には円安メリットとなっている。NTNは海外生産比率を現在の4割から5割に増やす計画、欧州向け販売ではユーロ高が支援材料となっている。また三菱UFJ銀行や、三菱UFJモルガン・スタンレー証券などグループが12月25日に提出した5%ルール大量保有報告書で、保有株比率が従来の12.7%から13.59%へ増加していることが判明している。

 日本工営 <1954> 313 +3
 年初来高値を更新。同社株など往年の仕手株が買われやすい地合いに加え、国内大手銀行系証券のレポートも買い材料視されている。同レポートでは、株価は4年間の保ち合いを上抜き二段目の上昇波動入りと指摘。「小勢二段目の上昇波動入りが確認され、比較的早い時期に360~380円まで上値が切り上がる公算が大きい」として、「中期的には470~500円、2006年の中勢天井593円を上抜いて、610円処まで上昇が拡大する可能性がある」と超強気だ。

 ユーグレナ <2931> 6530カ +1000
 ストップ高買い気配。特段の材料もなくマネーゲームが過熱する形で買いが集まっている。直近の日本株爆騰でほとんどの投資家の投資余力が拡大する中、買い主体とみられる個人投資家も豊富な資金を元手に値動きの軽い銘柄を物色するため、同社株もクローズアップされた格好。一部では、「人気化しているが健康食品の会社で特段の成長性も見出しにくい」との指摘もあり、同社株を空売りできないことを残念がる向きもいるようだ。

 三菱ケミカルホールディングス <4188> 416 +3
 続伸。日経平均などの株価指数上昇や欧州有力証券のレーティング格上げが好感されているようだ。終値は3円高の416円。欧州系証券のレポートでは、「外部環境の底打ちに加え戦略的方向性を評価した」と指摘。レーティングを「セル」から「ニュートラル」へ、目標株価を270円から400円に引き上げている。

 横河ブリッジホールディングス <5911> 792 -13
 年初来高値を更新後に売られる展開。後場に入り多くの銘柄に利食い売りが出ているためマイナスに転じているが、「健全な調整」とみる向きも多いようだ。米大手銀行系証券のレポートでは、「利益率が底打ちしつつある点に加え、受注は橋梁の国交省案件やシステム建築が好調」と記載。レーティング「買い」を継続、目標株価を720円から825円に引き上げるなど、強気一貫だ。

 テイクアンドギヴ・ニーズ <4331> 8310 -10
 名古屋のブライダル企業の株式を取得して子会社化すると発表。大引けにかけ下げに転じたものの、今回の企業買収はメリットがあるとして株価上昇する場面があった。27日の株価は、朝方前日比150円高の8470円まで上昇する場面があった。名古屋のブライダル企業、プライズワード社の株式を取得して子会社化することにより、T&Gニーズは新規店舗開発力、ホテル運営ノウハウ、スケールメリット、インフラ共通化など複数のメリットが生まれるという。(編集担当:佐藤弘)【関連記事】 大引け市況:日経平均上げ幅縮小、連休前に利益確定売りが広がる 東証14時:上げ幅縮小、年末年始の連休を控え利益確定売り 銘柄パトロール:トヨタ自動車、ファーストリテイリング、三井住友FG、野村HDなど 前引け市況:安倍内閣発足、日経平均が年初来高値更新 27日の相場見通し 輸出関連が牽引し、日経平均は年初来高値更新へ
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